
・アフィリエイトで結果を出すコツが知りたい
・結果を出すためのセールスライティングテクニックが知りたい
・読者の心理や購買行動を理解したい
・セールスライティングが上達する方法も知りたい
この記事では、上記のように向上心あふれるあなたに向けて、現役ライターがアフィリエイトで結果を出すためのセールスライティングを詳しく解説します。
セールスライティングで上手くいく型や、アフィリエイトで結果が出ているサイトの成功事例も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでライバルに差をつけちゃってください。


アフィリエイトで稼ぐならセールスライティングが重要である3つの理由
アフィリエイトで成果を上げるためには、様々なテクニックが必要になります。
そのなかでも、稼ぐために重要なテクニックになるのがセールスライティングです。
その理由は、以下の3つ。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
コンバージョン(成約)率の向上
セールスライティングなしにコンバージョン(成約)率は上がりません。
ちなみに、コンバージョンとは商品購入やサービスの申し込みなど、読者に行動してもらって達成したい成果(ゴール)です。
セールスライティングが、コンバージョン(成約)率を向上させるのは「読者の行動を促す」「商品やサービスを魅力的に伝える」の2つに大きく寄与するからです。
・読者の行動を促す
アフィリエイトの目的は、読者にアフィリエイトリンクをクリックしてもらい、その先で商品やサービスを購入してもらうことです。
目的を達成するための手段として、セールスライティングには読者の興味をひき、感情を動かし、購入までの行動を促進する効果があります。
セールスライティングで適切に商品やサービスの価値を伝え、行動を促すことでコンバージョン(成約)率が著しく向上します。
・商品やサービスを魅力的に伝える
セールスライティングが、正しく使えるようになると商品やサービスの魅力を過不足なく伝えられるようになります。
読者が商品・サービスのメリットや価値を理解しやすくなるだけでなく、購入したあとの素晴らしい未来(ベネフィット)もイメージできるため、購買意欲をアップさせることができます。
他の購入者の声(口コミ)や具体的な使用例などもしっかり示すことで、読者に「これは自分にとって必要なものだ!」と感じてもらえます。
このようにセールスライティングを身につけると、達成したいゴールであるコンバージョン(成約)率を向上させることができます。
読者との信頼関係構築
セールスライティングは、使い方を間違うと「うさんくさい」と思われて、敬遠されてしまうこともあります。
その高いハードルを乗り越えるためには、心の底から読者のこと思って商品やサービスを紹介し、信頼してもらう必要があります。
以下で詳しく解説します。
・読者との関係性を強化する
アフィリエイトにおける商品やサービスの紹介では、もちろん嘘はいけませんし、実際に自分で使ったものでなければ説得力も出せません。
誠実で価値のある情報を提供することで、読者との信頼関係は強化されます。
信頼が得られれば、読者は再びあなたのサイトを訪れて商品やサービスを購入してくれる可能性は高くなります。
・専門性(権威性)をアピールする
質の高いセールスライティングは、書き手の専門知識や読者に信頼してもらうための情報をしっかり提示する必要があります。
例えば、頭痛に効く市販薬を紹介しているサイトがあったとして、書き手がどこの誰かわからない人よりも、有名な医者が”なぜその薬が効くのか”を詳しく解説しているサイトの方が信頼できます。
また、心理学上も人は専門家やその道で権威のある人の意見は受け入れやすいと言われています。



セールスライティングでは、「何を言ったのか」よりも「誰が言ったのか」が大切なポイントです!
あなた自身に専門性(権威性)がなくても安心してください。
専門家が発信している情報を引用することで権威性を借りられます。
信頼できる情報元があれば、読者も安心して読み進められるでしょう。
読者満足度を高める
セールスライティングだけでなく、全てのライティングに必要なのが読者の満足度を高める文章です。
そのためには「わかりやすく情報提供する」「関心を引くコンテンツを提供する」という2つのポイントがカギになります。
以下で詳しく解説します。
・わかりやすく情報提供する
読者は「この文章なんか読みにくいな」と少しでも思った瞬間に、あなたのサイトから離脱してしまいます。
読み進めてもらえなければ、アフィリエイトで商品やサービスが売れる可能性もゼロです。
セールスライティングは、複雑な商品やサービスの情報をシンプルかつ理解しやすい言葉で読者に提供できるため、アフィリエイトで成果をあげるためには必須の技術です。
初心者はまず、読んでもらいやすくするための型を覚えることから始めると良いでしょう。
詳しくは、「アフィリエイトで効果が出るセールスライティングの型5選」の章をお読みください。
・関心を引くコンテンツを提供する
魅力的なコンテンツは、読者の関心を強く引きつけ、サイトでの滞在時間を増やします。



サイト内を読者が回遊してくれるようになるため、アフィリエイトのリンクをクリックしてもらえる確率もグンと上がりますよ!
集客の肝であるSEOの面でも有利になるため、アフィリエイト初心者は、読者の役に立つ質の高いコンテンツ提供を心がけると良いでしょう。
アフィリエイトで稼ぐためのセールスライティング5つのコツ
アフィリエイトで稼ぐには、セールスライティングを上手く使いこなす必要があります。
そのための5つのコツを以下で紹介します。
この5つを上手く文章に活かすことで、読者がアフィリエイトリンクをクリックする確率を高め、サイトの売り上げを向上させます。
読者を明確にする
アフィリエイト記事で特に重要になるのが、「誰に向けて書くか」です。
なぜなら人は、自分に向けられた言葉にしか反応しないからです。
良い例とダメな例を紹介します。
一見当たり前のことだと思われるかもしれませんが、ネット上では、興味がない人に商品やサービスを一生懸命紹介してしまうことが多々あります。
理由は、「誰に向けて記事を書くか」が明確になっていないからです。
読者を明確にする具体的なコツは、「ペルソナ」を設定することです。
ペルソナとは、紹介したい商品やサービスを買ってもらえそうな架空の人物設定のことです。
以下がペルソナ設定に用意する基本的な項目になります。
・名前
田中 健二 (Kenji Tanaka)
・年齢
35歳
・性別
男性
・職業
中小企業の営業職
・家族構成
既婚、子供1人(5歳)
・居住地
東京都
・学歴
大学卒業(経済学部)
・年収
500万円
・趣味、関心
読書(ビジネス書や自己啓発書)
週末のランニング
家族と過ごす時間
・ITスキル
基本的なパソコン操作(Office、メール、ブラウジング)
SNSの活用(Facebook、Instagram)
・性格
向上心が強く、新しいスキルを学ぶ意欲が高い
計画的で目標達成に向けて努力を惜しまない
人当たりが良く、コミュニケーション能力が高い
・動機、目標
”動機”
副収入を得たいと考えている
家計の足しにしたい
自分のスキルを向上させたい
”目標”
副業としてアフィリエイトを始める
月に数万円の安定した副収入を得る
ゆくゆくはアフィリエイト収益を本業にすることを目指す
・課題、悩み
アフィリエイトを始めたばかりで、どのようにして収益を上げるか分からない
セールスライティングのスキルがないため、商品を効果的に紹介する方法がわからない
仕事と家庭の両立で忙しく、効率的に学びたい
・情報収集の方法
Google検索
YouTubeでの解説動画
ビジネス書やアフィリエイトに関する書籍
SNSでの情報収集(特に𝕏)
ここまで明確に人物像を設定することで、読者に刺さる文章になります。
初心者にはペルソナ設定が難しく感じる人も多いため、まずは身近な家族や友達などの知り合いをペルソナにしてもよいでしょう。
魅力的な記事タイトルをつける
記事タイトルは、アフィリエイトにおいてかなり重要です。
どんなに内容が良い記事を書いても、読者の興味をひくタイトルでなければ、そもそも記事をクリックすらしてもらえません。
魅力的な記事タイトルの要素は以下の6つのポイントを参考にしてください。
①ベネフィットを入れる
②数字や実績を見せる
③権威を見せる
④簡単さを伝える
⑤30〜40文字にする
⑥SEOキーワードを入れる
あなた自身も「思わずクリックしてしまった」という体験を一度はしたことがあるのではないでしょうか?
それは、主に上記の6つのポイントが関わっています。
読者がなぜ検索したのか、その意図を深掘りし、6つのポイントを取り入れながらタイトルを考え抜くことで、数ある検索結果から自分の記事を選んでもらえます。
検索上位のタイトルをノートなどにストックし、文字数やキーワードの使い方、クリックしたくなる要素を分析すると良いでしょう。
読者を惹きつける強力な見出しつける
アフィリエイト記事でいう見出しは、書籍などにある目次と同じ役割があります。
読者を惹きつける見出しは、記事タイトルのポイントと似ていますが、以下を意識するとより良い見出しになるでしょう。
・見出しに結論が書かれている
・読者が知りたい内容が見出しに入っている
・目次を見ただけで記事の内容が把握できる見出しになっている
設定したペルソナによって、見出しの付け方は少しずつ変化しますが、以上のポイントを特に意識することで読者が思わず読み進めてしまうような見出しが完成します。
ストーリーテリングで記事に没入してもらう
人は、論理的な説明ではなく、感情で行動すると言われています。
その感情を効果的に動かせる技術が「ストーリーテリング」です。
ストーリーテリングがセールスに有効だと言われるポイントは、以下の3つです。
①人はストーリー(物語)が好き
②感情移入しやすい
③覚えてもらいやすい
ストーリーテリングは、「日常が壊れる→解決のための苦悩→ハッピーエンド」のV字型ストーリーが基本の型です。
外国のヒーロー映画をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
ヒーロー映画は、主人公の日常から始まり、敵の襲来と敗北、そこからたくさんの仲間に支えられ、修行を重ね、巨悪を倒し、みんなを救うというパターンが大半です。
商品をセールスするときも、「商品ができるまでの開発者や社長の苦悩、そこから這い上がる姿」のようなストーリーを本文に組み込むと読者が記事に没入しやすくなります。
記事を夢中で読み進めてもらうことで、アフィリエイトリンクをクリックしてもらえる確率も上がります。
コールトゥアクション(CTA)で成約をうながす
コールトゥアクション(CTA)とは、読者の行動を促すための仕組みで、行動を喚起する意味があります。
アフィリエイトの場合は、アフィリエイトリンクをクリックしてもらうための行動喚起を指します。
セールスライティングの総仕上げのようなもので、迷っている読者の背中を押してあげる重要な作業です。
ただ日本では、売り込むことを良しとしない人も少なくありません。
しかし、セールスライティングでは「言わなくても伝わるだろう」という考えは危険です。



読者は、商品やサービスが欲しいと思っていても後回しにする傾向があります!
そのため、気持ちが高まっている時こそ、しっかり背中を押してあげて、リンクやボタンをクリックしてもらう必要があります。
もちろん、売ろうとしている商品やサービスを心の底から必要としている人に紹介することが大前提です。
そのため、事前のペルソナ設定がしっかり行い、そのペルソナに過不足ない情報を伝えることが重要となります。
アフィリエイトで効果が出るセールスライティングの型5選
初めてセールスライティングする人は、何をどう書いていいかイメージがわかないかもしれません。
でも、安心してください。
セールスライティングは、多くの人が何十年も研究してきた基本の型があります。
今回は、アフィリエイトで効果の出やすい型を5つ紹介します。
セールスのコツがつかめるまでは、以下の5つの型をしっかりマスターしましょう。
①AIDCAS(アイドカス)
A=Attention(注目・注意・認知)
I=Interest(興味・関心・好奇心)
D=Desire(欲求・欲望・希望)
C=Conviction(確信)
A=Action(行動・活動)
S=Satisfaction(満足)
A=Attention(注目・注意・認知)
「Attention」では、読者に注目してもらうため、画期的で目新しい情報や従来にはなかった意外性を盛り込みます。
I=Interest(興味・関心・好奇心)
読者をより、文章に没入してもらうため、ストーリーを通して興味をひき、商品の説明につなげます。
D=Desire(欲求・欲望・希望)
メリットやデメリットを伝えるだけでは、人の欲求や欲望は刺激されません。
その商品やサービスで得られる最高の未来(ベネフィット)を伝えましょう。
C=Conviction(確信)
ここまでの段階で、読者は商品やサービスを「買っちゃおうかな?」と迷っています。
レビュー・実績・科学的な根拠を示して、「購入しよう」と確信させましょう。
A=Action(行動・活動)
読者は、買う気満々になっています。
しかし、背中を押してあげないと「保存しておいてあとで買おう」などのように後回しになって、結局忘れてしまうことも多々あります。
希少性や限定性を示して、すぐに行動してもらう文章が必要です。
S=Satisfaction(満足)
マーケティング的な要素が強いですが、購入後のアフターケアは非常に重要です。
満足度を高め、リピーターになってもらうために、購入後のカスタマーサービスやお得情報のメルマガ登録などを促す文章を入れておきましょう。
②BEAF(ビーフ)
B=Benefit(購入後の嬉しい未来)
E=Evidence(根拠)
A=Advantage(比較して優位な点)
F=Feature(特徴・メリットやデメリット)
B=Benefit(ベネフィット)
この商品を購入すると読者にどのような素敵な未来が訪れるのかを見せてあげます。
E=Evidence(根拠)
なぜ、その商品を買うと素敵な未来が得られるのか、事実をもとに根拠や裏付けを提示します。
よくあるのは、「お客様の声」や「〇〇部門で最高賞受賞」などです。
A=Advantage(比較して優位な点)
読者は、ここで「似たような商品もたくさんあるし、わざわざこの商品を買う必要あるの?」と疑問に思っています。
そこで、競合している他社の商品を比較表などで提示し、優位な点をアピールできると効果的です。
F=Feature(特徴やメリット・デメリット)
読者は、まだ迷っています。ここで、商品の特徴やメリット・デメリットをリアルに伝えられると購入の後押しができます。
③QUEST(クエスト)
Q=Qualify(読者を絞り込む)
U=Understand(理解、共感する)
E=Educate(解決策を教育する)
S=Stimulate(購買意欲を刺激する)
T=Transition(読者に変化を促す)
Q=Qualify(読者を絞り込む)
不特定多数の人に向けて商品やサービスを紹介してしまうと、以下のようなことが起こります。
・当たり障りのない、誰にも響かない文章になる
・本当に必要としている人以外に意図せず商品やサービスが届くとクレームになりやすい
つまり、「誰に(商品やサービスを本当に必要としている読者)」の部分を絞るのが重要となってきます。
U=Understand(理解、共感する)
ここでの目的は、読者に寄り添い信頼してもらうこと。
誰しも知らない人からの提案は、警戒してしまうものです。
しかし、課題になっていることや悩んでいることを「わたしもその苦痛を知っています」と理解を示すことができれば壁を取り除きやすくなります。
E=Educate(解決策があることを教育する)
ここでは、読者が商品やサービスを使って、自身の課題や悩みが解決していく過程をイメージしてもらいます。
それと同時に、解決できる商品やサービスが効果的であることも伝えましょう。
S=Stimulate(購買意欲を刺激する)
読者が望んでいる理想の未来を文章で伝えて、その未来に向かってどう行動すればよいかを提示する段階です。
そうすることで、商品やサービスを購入したい意欲を刺激することができます。
T=Transition(読者に変化を促す)
最後のステップです。いよいよ価格や保証内容、注文方法を伝えて、読者から顧客へと変化を促します。
④新PASONA(新パソナ)
P=Problem(問題提起)
A=Affinity(親近感)
S=Solution(解決策)
O=Offer(提案)
N=Narrowing down(絞り込み)
A=Action(行動)
P=Problem(問題提起)
まずは、読者が抱える問題や切望する欲求を明確にしていきましょう。
A=Affinity(親近感)
読者と同じ痛みや望みを持っていることをストーリーや五感で語り、親近感を持ってもらいます。
S=Solution(解決策)
読者に問題の解決方法や欲望を叶える方法があることを明確に伝えていきます。
O=Offer(提案)
サンプル、モニター、価格や特典を明示し、具体的な提案をしましょう。
N=Narrowing down(絞り込み)
商品やサービスにマッチしない人が購入してしまうと、どちらも納得のいかない結果になってしまいます。
そうならないように条件を提示し、本気で提案を受け入れてくれる読者だけに絞り込みましょう。
A=Action(行動)
読者は、常に迷っています。
限定性などで、緊急に行動しなければならない理由を提示し、購入の後押しをしてあげましょう。
⑤PASBECONA(パスビーコーナ)
P=Problem(問題提起)
A=Affinity(親近感)
S=Solution(解決策)
B=Benefit(購入後の嬉しい未来)
E=Evidence(証拠)
C=Contents(内容)
O=Offer(提案)
N=Narrowing down(絞り込み)
A=Action(行動)
P=Problem(問題提起)
はじめに、読者が抱える問題や切望する欲求を明確にしていきます。
A=Affinity(親近感)
読者に優しく寄り添いながら共感し、解決策を提示しながら安心感を与えることで次の文章を読んでもらいやすくなります。
S=Solution(解決策)
読者に問題の解決方法や欲望を叶える方法があることを明確に伝えていきます。
B=Benefit(購入後の嬉しい未来)
この商品を使うと、読者にどのような嬉しい未来を届けることができるのか、商品をおすすめする理由とともに提示します。
E=Evidence(証拠)
なぜ、その商品を買うと素敵な未来が得られるのか、事実をもとに根拠や裏付けを提示します。
実際に購入したお客様の声や、成功事例を数字を使うと良いでしょう。
C=Contents(内容)
紹介する商品やサービスの詳細を、読者が欲しくなるようにわかりやすく説明します。
O=Offer(提案)
サンプル、モニター、価格や特典を明示し、具体的な提案をします。
N=Narrowing down(絞り込み)
商品やサービスのミスマッチを防ぐため、紹介しているアイテムを本当に必要としている読者だけに絞り込みます。
A=Action(行動)
行動を後回しにされると、買いたかったはずの商品やサービスは、すぐに忘れ去られてしまいます。
できる限りすぐに行動してもらえるような文章を添えましょう。
以下の記事では、セールスライティングの型を例文付きで紹介しています。合わせてお読みください。


アフィリエイトでプロも意識している心理テクニック7選
アフィリエイトで成果が出ているサイトは、心理学を応用したテクニックがいくつも使われています。
なかには、「見たことある!」という心理テクニックもあるかもしれません。
しかし、「なんとなく知っている」のと、「完全に理解している」では文章が与える影響力が違います。
ぼくが選んだ心理テクニックは、以下の7つです。
ひとつずつ詳しく解説します。
アンカリング効果
アンカリング効果とは、最初に与えられた情報が基準となって、その後に提示された情報への認識が異なる現象を利用したものです。
例えば、以下の例をご覧ください。
A:彼女に「30分遅刻する!」と言ったが、実際には10分で着いた
B:300万円の車を購入した人が、10万円前後のオプションをいくつか追加でつけた
Aは、同じ遅刻であるという事実は変わりませんが、30分遅刻すると言ってそのまま30分遅刻したときの彼女の怒りよりは軽減されそうです。
また、Bについては、はじめに300万円という大きな金額がアンカーになっているので、10万円のオプションが安く感じ、ついついプラスしてしまうことがあります。
アフィリエイトのセールスライティングでも、まずは高価であったり、デメリットが多かったりする商品やサービスを先に提示して、アンカリングすることを意識してみましょう。
損失回避の法則
損失回避の法則は、心理学者のダニエル・カーネマンらによって提唱された行動経済学理論のひとつです。
人間は、得することよりも損することの方を嫌がるというのもので、以下の実験がそれを証明しています。
A:100万円を無条件でもらえる
B:コインを投げて表なら200万円もらえる。しかし、裏なら何ももらえない
この実験は、ほとんどの人が「A:100万円を無条件でもらえる」を選ぶ結果になりました。
これは、Bの「何ももらえない」という損を嫌がった結果です。
しかし、「あなたに200万円の負債がある場合」という条件を追加すると、確実な100万円よりも負債という痛み(損)から逃げるため、Bを選ぶ人が増える結果になります。
アフィリエイトのセールスライティングでは、損失回避の法則をキャッチコピーなどによく利用します。
例えば、以下のようなもの。
・今このマットレスを使わなければ、あなたの不眠は一生改善されなくなります
・5日間限定で1万円にて販売します。しかし、6日後には元の5万円に戻ります
あおりが強くならないよう意識し、読者の悩み改善のためにこの心理テクニックを使えば、効果は大きいでしょう。
権威性の法則
「〇〇部門第1位」「医者の〇〇氏が推薦!」「投資家No1の〇〇が選んだ株」などの広告やキャッチコピーを見たことはないでしょうか?
これらは全て権威性の法則を利用したものです。
病院で医者が言うことを疑う人はなかなかいないでしょう。それほど権威性は強力なのです。
アフィリエイトでも、実績ゼロの人がおすすめしている商品やサービスはほとんどの人が購入しません。
しかし、その道のプロが「ぼくもこの商品、実は10年ほど愛用しているんです」などと紹介すると途端に商品に対する信頼度が上がります。
SEO的にも権威性をアピールするのは非常に重要です。



ぼく自身も記事の冒頭に「ライター歴〇〇年」などの実績を紹介して、読者に安心して記事を読んでもらえるように意識しています!
希少性の法則
希少性の法則は、「人が希少性のあるものに価値を感じる」という心理を説明したものです。
希少性の法則を証明した実験は、社会心理学者のステファン・ウォーチェルらが行った「クッキーの実験」が有名です。
Aグループ:人数に対して十分な量のクッキーをあげる
Bグループ:人数に対して少ない量のクッキーをあげる
すると、味は同じクッキーであるにも関わらず、AグループよりもBグループの方がクッキーに対して好意的な感想が集まることが判明しました。
これも、アフィリエイトのセールスライティングに応用できます。
例えば、以下をご覧ください。
数の希少性:「50個限定商品」「残り10個で販売終了です」
時間の希少性:「ゴールデンウィーク限定セール」「日曜日の朝限定価格!」
このように、数や時間に限定性を持たせることで、希少性が働き、購入を迷っている読者の背中を押すことができます。
両面提示
あなたが家電量販店で、パソコンを買う場面をイメージしてください。
パソコンの専門スタッフが駆け寄ってきて以下のように声をかけます。
A:このパソコンのメリットは、〇〇で〇〇の機能も充実していて、値段も〇〇なのでお買い得です
B:このパソコンは〇〇の機能がどの機種よりも優れています。でもちょっと値段がお高めなんです
あなたが、お客さんならAとBどちらのスタッフが信用できますか?
メリットだけを語るスタッフAには、「良い話ばかりで、何か裏があるのでは?」と警戒してしまうことはないでしょうか?
Aのメリットだけを語るパターンは、片面提示と言って説得力に欠ける紹介方法とされています。
理想は、メリットもデメリットも両方とも正直に提示したうえで、デメリットを上回るメリットやデメリットをカバーできる解決策を提案することです。
何よりも、アフィリエイトにおいては読者に対し、誠実であることが求められます。
商品やサービスの両面をしっかり提示し、その上で納得してもらえる方法を追求しましょう。
ウィンザー効果
いわゆる口コミやレビューがウィンザー効果。
ウィンザー効果は、「当事者が言うことより、第三者に言われたほうが信じられる」というものです。
例えば、以下をご覧ください。
A店:店主「うちのうなぎは美味いよー!新鮮なうなぎだよー」
B店:B店から出てきた客「めっちゃ美味いうなぎだったなー!新鮮だったし、また行きたいな」
A店では、店主自らうなぎをアピールしているのに対し、B店では、実際にお店でうなぎを食べたお客さんが思わず口にした感想です。
おそらくほとんどの人が、B店で食べたいと思うのではないでしょうか。
これが、ウィンザー効果です。



Amazonレビューなどが代表例です!
それほど、実際に商品やサービスを体験した第三者の声は信用できるのです。
アフィリエイトを行う際も、自分で実際に使った商品やサービスだけを紹介したり、使用者のリアルな声を集めるよう心がけましょう。
フットインザドア
フットインザドアとは、まずは相手に小さな要求をOKしてもらい、そのあと段々と要求を大きくしていくと目的の要求もOKしてもらいやすくなる心理テクニックです。
人は、「一度相手の要求をOKしてしまったら、次の要求を断りにくくなる」という自分の意見や行動に対して、一貫性を保とうとする習性があります。
アフィリエイトでセールスライティングを行うときには、以下のようにフットインザドアを応用します。
・無料で試せる商品やサービスを紹介する
・無料メルマガや資料請求からお願いしてみる
具体例のように、無料で試せる試供品やお試し期間のあるサービスなどがフットインザドアの代表例です。
高額の商品やサービスを販売したい場合は、いきなり紹介するのではなく、無料メルマガの登録や資料請求から始めて、購入への欲求を育ててからセールスの段階に移行します。
アフィリエイトで成功したサイトの事例
アフィリエイトサイトを成功に導くためには、セールスライティングを学び続ける必要があります。
しかし、答えがわかりにくい分野でもあるため、実際に成功しているアフィリエイトサイトがどのようにセールスライティングしているのかを見て学びましょう。
今回は、代表的な3つの成功サイトをご紹介します。
副業クエスト100


「副業クエスト100」は、副業をメインにした成功サイトです。
副業の始め方や稼ぐためのノウハウを発信しています。
特に、ターゲットを「初心者」にしっかり設定していて、初心者の心理を深くリサーチした文章構成になっているので、「副業」に興味がある「初心者」にはどんぴしゃりな記事が多いです。
セールスライティングの根幹である「ターゲット設定」と「文章構成」に注目して、サイトを研究してみましょう。
SIMっちゃお!


「SIMっちゃお!」は、初めて立ち上げたサイトではなく、何度もサイトを作り直し、テストを繰り返して完成した成功サイトです。
セールスライティングは、ある程度「型」と呼ばれるものもありますが、結局は世の中に出してみないと読者の反応はわかりません。
SIMっちゃお!の成功過程が証明しているように、何度もテストを繰り返していけばより良い結果に辿り着けます。



基本は大事だけど、もっと大事なのはテスト、テスト、テストの繰り返しです!
SIMっちゃお!のような多くの仮説や検証を繰り返して書かれた記事を分析しつつ、どんどん実践してみましょう。
転職アンテナ


「転職アンテナ」は、サイトを運営しているmotoさんの実体験を元に記事が書かれています。
motoさんは、合計4回の転職を経験し、年収を240万円から1,250万円までアップさせた転職のプロです。
その実績が記事に反映されているので、圧倒的な説得力があります。
セールスライティングにおいても、記事を書いている人の実績(権威性)は非常に重要なポイントです。
SEOの観点からも「何が語られた記事なのか」よりも「誰が語った記事なのか」が重視される傾向にあります。
転職アンテナの記事を読み込み、実績(権威性)をどのように言語化すると効果的なのか研究して、あなたの記事に活かしましょう。
セールスライティングが上達するおすすめステップ
セールスライティングの上達は、型を学んで実践を繰り返すシンプルな方法が効率的に素早く成長できます。
具体的なステップは以下のとおりです。
STEP1:書籍を読む
セールスライティングは、人間の心理と深く関係があり、本質的には時代との関係は密接ではないと言われています。
つまり、いつの時代も使えるスキルと言い換えることもできます。
そのため、昔からたくさんのセールスライターがこぞって研究し、残してきた結果を1,500円足らずの書籍で学ぶことができます。
特に初心者におすすめな書籍は以下の7冊です。
書籍のおすすめポイントは、下記の記事で詳しく紹介しています。


STEP2:写経をする
書籍で基礎知識を手に入れたら、先ほど紹介したアフィリエイトサイト成功事例に掲載されている記事や売れているLP(ランディングページ)を探して、写書きをしてみましょう。
写経の方法は、紙に書いたり、パソコンに入力したりする方法があります。



個人的には、紙もパソコンも両方に書いてみる方法をおすすめしていますよ!
文章の見え方が変わり、読みづらい部分やリズムの感じ方など発見が多くなります。
STEP3:ブログで実践する
STEP1〜2を実践したら、最後は実際にセールスライティングで商品やサービスを売ってみましょう。
その際は、初期費用が1万円程度で済むアフィリエイトブログで実践するのをおすすめしています。
アフィリエイトブログは、集客(SEO)から販売(セールスライティング)までの全体的な流れ(マーケティング)を学ぶことができます。
アフィリエイトブログで実際に商品やサービスが売れるには、相当なスキルアップが必要になります。



でも、その壁を乗り越えて手に入れたスキルは、転職だけでなく、独立も視野に入るほど有用なスキルになりますよ!!
ぜひ下記の記事をチェックして、アフィリエイトブログでスキルを高めましょう!




まとめ:【悪用厳禁】アフィリエイト×セールスライティング
アフィリエイトとセールスライティングは、非常に相性が良いです。
アフィリエイトとセールスライティングを組み合わせることで訪れる未来は、以下のとおり。
・読者の悩みや欲求が解決されて、幸せになる
・商品やサービスの販売元の売り上げも上がり、幸せになる
・アフィリエイター本人の収益も上がり、幸せになる
セールスライティングは、誠意を見せ、正直に文章を書くことで絶大な効果を発揮します。
しかし、使ったこともない商品やサービスをよく調べもせず、自分の利益のためだけに紹介したり、ウソをついたりするとたくさんの人を悲しませる結果になります。
お金のためではなく、「誰かを幸せにするためにセールスライティングをする」ことを意識すると良いですね。